長い間BMWは新しいメカニズムの採用を避けてきた。ABSや姿勢制御装置といった新技術の導入をすべてベンツに任せ、安定した頃を見計らって搭載してきたのである。
従来型のプリウスはクルマとしての魅力が薄かった。売れ筋でない4ドアセダンというだけでなく、スタイルだって普遍性ない。
スポーツパッケージのプリウス、サイコーです。シトロエンのスポーツカーのような雰囲気で走ってくださいます。
どうしたってあの鷹の目みたいなヘッドライトに目が行くよな。あれってマンガじゃん!?……。
加速がよくなったなぁ。2代目プリウスの第一印象は動力性能にあった。もはや環境だけが取り柄ではなく、走りの性能も際立っている。
パワステ、ブレーキ、セレクターレバー、インテリジェントパーキングシステムなど、電子仕掛けのハイテクが個人的にはたまらなく好きだ。
2代目プリウスはよく走る。モーターの瞬発力は鋭く、加速の素早さはちょっとしたスポーツセダン並みだ。
先代とはかなり深く付き合い、ハイブリッドの長所短所も分析した。その長所は燃費のみ。
アクの強いデザインで、好きか嫌いかがハッキリと分かれるのが最近のBMWのマスクとスタイリング。
環境を考えて。とかの話ではなく、純粋にクルマとして走ってどうかということで見て、新型プリウスは楽しい。