日本の道路環境で取り回しやすいコンパクトカーに、低燃費走行を促す機能や狭い駐車場でも乗り降りしやすい開口部の広さ、居住性と積載性をバランスさせたパッケージングに定評がある日産『ノート』。
ショッピングモールや公共駐車場、サービスエリアなど、身近な場所での充電設備はかなり増えた。登場直後に広報車を借り出し、“電欠”寸前で冷や汗をかきながら充電スタンドに辿り着いたものだが、今はそんな心配はないだろう。
デザインが「ミニ・エルグランド」風で、これなら『ルークス』を改名して、「Sグランド」でもいいのでは…。
“燃費スペシャル”というEグレード。なるほどカタログで40.8km/リットルを謳うのは、素の状態のこのグレードのみで、プラスαの装備を足し、車重が1320kg以上(標準は1310kg)になった場合でも39.0km/リットルと、主要グレード(37.2km/リットル)を上回る。
13代目となる『スカイライン』は日産独自のハイブリッドシステムとメルセデス・ベンツから譲り受けた2リットルの直噴ターボエンジンを組み上げた2種類のパワートレーンで構成されている。
三菱自動車との協業で生まれた『デイズ』は2015年10月、大幅な改良を受けている。
依然として人気が高い超スペース系の軽自動車だが、『デイズ ルークス』は「荷室や車内の広さは欲しいけど、野暮ったいデザインはちょっと苦手」というお洒感を求めるユーザーの嗜好に響くモデルだ。
“安定感”とでも言おうか。2010年11月の登場から5年を超え、今年、フルモデルチェンジの話も聞こえてきた。けれど、たとえ最新ライバル他車と較べても、決して見劣りしないどころか、しっかりと“現役感”を出しているところがベストセラーカーらしい。
ベースグレードは軽自動車よりも安い(比較車にもよるが)。それでいながら余裕ある広さと快適性が得られるのだから、軽の圧倒的なランニングコストの安さはあるにしても、『ノート』の選択に一考の余地があるのではないかと思う。
ハイブリッドと呼ぶにはやや大げさな気もするが、エコモーターを積極的に発電に使うことで、バッテリー充電を行ったり、スターターを兼用したり、加速時にエンジンに軽微ながらモーターアシストを行ったりと、縁の下の力持ち的な仕事をしてくれるのが日産のSハイブリッド。