富士重工業は、陸上自衛隊向け戦闘ヘリコプター「AH-64D」(通称「アパッチ・ロングボウ」)の初号機を完成、15日に防衛庁に納入した。
スズキは、原付2種スクーター『アドレスV125』、『アドレスV125G』の生産を国内から台湾の合弁会社台鈴工業股有限公司に移管したと発表した。
NTNは、フランスのルノー社と軸受事業のパートナーシップに関する提携交渉を開始したと発表した。
デンソーは、中国の天津市にメータを生産する新会社を設立したと発表した。新会社は中国で現地生産する韓国の自動車メーカー向けにメーターを供給する。デンソーの中国でのメータ生産拠点は2拠点目となる。
トヨタ自動車は15日、組合側が4年ぶりに要求していた組合員平均1000円の賃金引き上げに対し「賃金制度改善分」として1000円の昇給を回答した。組合要求へは実質満額の回答となった。
日産自動車は15日午前、今春闘で労組が「平均賃金改定原資」として平均7000円を要求していたのに対し、満額回答を提示した。日産は成果を重視した賃金制度に移行しており、昨春闘から賃金改定の原資としての要求になっている。
ホンダは15日午前、今春闘の回答を労組に提示した。組合員「一律1000円」として4年ぶりに要求された賃金引上げ分は組合員「平均」で600円の回答となり、満額には至らなかった。
トヨタ自動車と富士重工の提携合意内容は、想定されていた以上に両者の急接近を示すものとなった。これには、兵たん線が伸びきったトヨタにも提携の成果を急がねばならない事情があるようだ。水平対向エンジンや4WD技術は学ばなければならない」(豊田章一郎名誉会長)というのは、単なる外交辞令ではなさそうだ。
富士重工業(スバル)の竹中恭二社長は、「トヨタ自動車との資本提携で新しい中期経営計画を今春まとめる」と述べ、現在の中期経営計画を抜本的に見直す方針を示した。
トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、富士重(スバル)との業務提携の拡充について「一つ一つ確実にやってから段階的に進めていく」と述べ、今後は今回決まったプロジェクトの実行に力を入れていく方針を示した。