ホンダは15日午前、今春闘の回答を労組に提示した。組合員「一律1000円」として4年ぶりに要求された賃金引上げ分は組合員「平均」で600円の回答となり、満額には至らなかった。
賃上げは2001年以来5年ぶり。ホンダは定期昇給については春闘の交渉外としている。一方、年間一時金については6.7カ月分の要求に対し、6.65カ月分が回答された。好調な業績を背景に04年の6.55カ月分を上回る過去最高となる。
一時金については、組合が基本部分の5.0カ月プラス「成果配分部分」として1.7カ月を要求していた。会社側は5.0カ月プラス「業績連動部分」として1.65カ月を回答した。