マツダは27日、2007年3月期決算会見を行い、6期連続で増収増益を達成し、すべての利益で過去最高益を更新したと発表した。会見に臨んだ井巻久一社長はこの業績を見て「よくぞここまできた。胸にジーンとくるものがある」と述べた。
豊田自動織機の07年3月期決算は、自動車部門、産業機械、繊維機械など全部門が2ケタの増収となり、売上高、営業利益、経常利益とも過去最高を更新した。
「中期経営計画のなかでは、設備投資額を1兆円に抑えることを基本にしているが、必要なものはやっていく。計画は計画、実施は実施。うちのような中小企業はフレキシブルにやる」(スズキの鈴木修会長)
スズキの鈴木修会長は27日の決算発表の席上、研究開発費については「技術屋の津田紘社長に、問答無用でどんどん使ってよいと指示している」と語った。
大型連休控えで模様眺め気分が強まり、全体相場は反落。ただし、円安が下支え要因となり、平均株価の下げ幅は30円弱にとどまった。自動車株はほぼ全面高。
トヨタ紡織の06年度決算は、売上高が前期比23.4%増の1兆827億円となり、合併後、初めて1兆円を超えた。営業利益は43.3%増の483億円、経常利益は同37.8%増の521億円と、ずれも大幅に伸びた。来期は増収減益の見込み。
アイシン精機の2006年度決算は、売上高、営業利益、経常利益とも過去最高を更新した。来期も増収増益を見込む。売り上げは8期連続の増収、利益は5期連続の増益となった。
ポルシェAGは、ツッフェンハウゼンの本社敷地内に新たな多機能工場を建設すると発表した。シュトローゴイシュトラーセの第2工場に新設される2階建のこの工場は、合計1万1000平方メートル以上の床面積で、アーデシュトラーセのエンジン工場と陸橋でつながれる予定。
スズキは27日、2008年3月期の業績予想を発表した。4輪車の世界販売は海外の主力であるインドや欧州向けが好調に推移する見通しで国内を補い、前期比8%増の240万5000台(OEM除く)を計画している。
マツダは27日、2008年3月期の業績予想を発表した。世界販売は主力の北米、欧州でいずれも6%の増加を見込み、全体では前期比4%増の135万台を計画している。