東日本大震災直後に戦後最高値1ドル=76円25銭まで急上昇した円相場が反転し、円安方向に傾いている。円安が進めば、自動車などの輸出企業の競争力は強まる。だが、震災後の工場の操業停止で輸出の増加は期待薄。
新日本製鐵は4月4日、タイで自動車向け(合金化)溶融亜鉛メッキ鋼板を製造する新会社を設立すると発表した。
住友軽金属工業や古河スカイなど5社は米国BPカンパニー・ノース・アメリカの100%子会社であるアルミニウム板圧延品製造販売会社ARCOアルミニウムを買収することで合意した。
ブリヂストンは、モロッコのカサブランカ市にタイヤ販売会社「ブリヂストン・タイヤ・セールス・モロッコ」(BTSM)を設立し、4月1日から営業を開始した。
カー用品店チェーンのモンテカルロは、再び時価総額が3億円を割り込み、将来的に上場廃止になる可能性があると発表した。
東京電力が4日に発表した、午後6時現在の福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。
東日本大震災では部品メーカーや関連企業、販売店も被災した。4日の操業再開・停止・見通しの動向は以下の通り。今仙電機は早期再開のため、栃木支店を栃木県芳賀町から宇都宮市内に移転する。営業事務所と設計事務所の所在は市内で分離する。
昭和シェル石油は、4月10日から塩釜油槽所で通常出荷を開始すると発表した。これにより同社グループの油槽所は全て復旧し、震災前と同様の出荷基地体制が確保される。
東京電力(勝俣恒久会長)は4日18時50分、福島第一原発5号機と6号機に貯まっている放射性廃液の海洋放出を行うことを発表した。同日19時と21時に実施する。
損害保険ジャパンは、自動車保険の加入時にWeb約款を選択すると保険料の一部を東日本大震災の被災地を支援するための寄付に充てる取り組みを始める。