3月期決算企業の株主総会がピークを迎えつつあるが、昨日(6月27日)は自動車関連では1兆円を超える負債を抱えて経営破たんしたエアバッグメーカーのタカタと日産自動車などの株主総会が開かれた。
米国に本拠を置くレンタカー大手、エイビスは6月26日、グーグル(Google)の自動運転車開発部門、ウェイモと提携し、エイビスがウェイモの自動運転車の整備などの保守サービスを行うと発表した。
6月26日に東京地裁へ民事再生法を申請したタカタの債権者が判明した。
日産自動車のカルロス・ゴーン会長は6月27日に横浜市内で開いた株主総会で、2016年度に同社が自身に支払った報酬額が10億9800万円だったことを明らかにした。報酬額の開示を始めた2009年度以降の最高額で、前年度に対しては2700万円のアップとなる。
イスラエルに本拠を置くAutotalks社は6月26日、トヨタ自動車などが参加している戦略的ファンドから出資を受けた、と発表した。
マレーシアのDRBハイコムと中国の浙江吉利控股集団(吉利)は6月24日、吉利がマレーシアの自動車大手、プロトンの49.9%の株式を取得し、その子会社のロータスカーズを傘下に収めることで最終合意に達したと発表した。
ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは6月23日、新開発のアクティブダンパーシステムを発表した。このアクティブダンパーシステムは、「sMOTION」と命名。ネットワーク化で自動車を「空飛ぶ絨毯」に変える、をコンセプトに開発が進められた。
タカタのメーンバンクである三井住友銀行は、タカタに対して総額250億円を上限とするコミットメントラインを設定したと発表した。
東京商工リサーチは、6月26日に東京地方裁判所に民事再生法を申請したタカタの負債総額が1兆7000億円になる見通しを発表した。
、欠陥エアバッグの大規模リコール(回収・無償修理)問題で経営難となっていたタカタは、民事再生法の適用を東京地裁に申請。負債総額は1兆円超で、製造業の経営破たんとしては戦後最大となった。