果たしてこのパッケージングをどう解釈するかは、使う人次第だろう。当たり前だが座った感じは助手席が遠い。センターシートはたためるのでそれほど違和感は感じないが、やたらヨコ幅を感じる。
クラウンとは違った味付けが光る。乗り心地のいいソフトなサスペンション。そしてエンジンのフィールは軽やかでパワフル。ボディを余すところなく使いきれるだけのゆとりがある。
ジャガー独特のソフトなサスペンションは健在だ。4WD・FFともに足の動きにフリクションがなく乗り心地がいい。
軽自動車だと侮っていたわけではないが、そのコーナリング性能に驚いた。
X3のAWDは1000分の1秒単位で前輪と後輪の駆動力を0〜100%まで可変制御する。また、X5に比べて前後輪へのトルクの配分が速くなり、前後輪どちらかが空転したときの脱出が容易になった。
ルノーらしく、とてもよく動くサスペンションだ。ロールの感じにフリクションはなく、とてもスムース。また、スタビリティが高いので、不安を感じない。むしろコーナーを攻めるのが楽しくなるほど。
サスがとてもスムーズに動く。まるでスポーツセダンのようなハンドリングだ。でも、硬くはないんだ。またスポーティ系にありがちなゴツゴツ感や突き上げ感はない。
走り出せばすぐに感じる、剛性感。コーナリングでイジめても、ボディはどこまでもしっかりしている。だから、サスペンションの動きが微細に感じ取ることができるのだ。セッティングは少々硬めだ。
高速域での直進安定性がよい。スタビリティはこのクラスとしては抜きん出ている。サスペンションは硬めの印象。多少突き上げ感はあるが、すぐに馴れてしまうレベルのものだ。
アクセルを全開にした瞬間、スーパーチャージャーが唸る。『R』の加速力はスゴイ! 406psでリヤタイヤが大地を蹴飛ばす。ポルシェのようなダッシュ力だ。