ダメージカーという聞きなれない言葉がある。つまりはダメージを受けたクルマ。簡単に言えば事故車なのだが、単にそれだけではなく、最近よくあるのゲリラ豪雨で水没したり、災害で損傷を受けたクルマなどもダメージカーなのだ。
かつてロールスロイスは、卓越した静粛性を持ったクルマを『シルバーゴースト』と名付けてその名声を確立した。三菱『アウトランダーPHEV』はその静けさだけを形容すれば、まさにゴーストの名が相応しい。
アウディはこの種のクルマを「オールロード」と呼ぶ。そしてVWは「オールトラック」。どちらもワゴンをベースに車高を上げて、クロスカントリーに対応した車種だ。
コンパクトカーの3列7人乗りのクルマといえば、想像されるのはこれまでなら99.9%普通のファミリーカー。しかし、新しいトヨタ『シエンタ』、これは単なるファミリーカーではなかった。
『Xタイプ』以来途絶えていたジャガーのDセグメントセダンが、『XE』の名で日本デビューを果たした。従来のXタイプと違い、ホンモノのジャガーを感じさせる要素を備えている。
そこは世界でも例を見ないミッドシップのモデルしか作らない専用の工場であった。
試乗会場となった、軽井沢鹿島の杜ホテルから鬼押し出し方面にノーズを向ける。あいにく天候は雨。それもハンパな降りではない。
BMWの『2シリーズ アクティブツアラー』が日本にローンチされた時、やっぱりBMWはまだまだFWDの作り方に慣れてないなぁ…と思ったものだ。
一気に5車種ものディーゼルエンジン搭載車を市場投入したボルボ。その戦略はかなり先を見据えたものだ。
それはいかにもファミリー層向けの3列7人乗りのモデル。BMWもこんなクルマを作るようになったんだなぁ...というのが正直偽らざる感想だった。それが『アクティブツアラー』から派生した3列シート仕様の『グランツアラー』である。