クライスラーと聞くと戸惑うが、要はランチアの『イプシロン』である。イプシロンとはイタリア語で「Y」のこと。でも、実はイタリアのアルファベットには「Y」はない。ちなみに「JKWX」も、ないんだけれど。
このクラスのアメリカ車ときくと、つい、燃費の数字を見てしまうのは、いいんだか悪いんだか。
『DS5』に乗っていると、周囲に迎合しない自分がちょっとばかり誇らしげに思えてくる。
私の配点は、BMW『3シリーズ』(セダン/ツーリング)に10点。以下、マツダ『CX-5』に5点、トヨタ『86』/スバル『BRZ』に4点、フォルクスワーゲン『up!』に4点で、スズキ『ワゴンR』/『ワゴンRスティングレー』が2点です。
クルマにふつーに乗りたい人にとって欲しいクルマの要素は、低燃費、低価格、小回りがきく運転のしやすさ。でもって車内が広ければ、もうOKである。その希望をそのまま具現化したのが『ノート』。正直なところ、このパッケージングと価格設定には文句のつけようがない。
スバル『XV』は最低地上高200mm、水平対向エンジン+4WD。これだけで、アウトドア嗜好のハートを打ち抜かれる思いである。
しっかり作りこまれてかちっとしたボディ。首都高速の、適度に曲がったコーナーに切り込んでいくときの反応のよさ。
三菱の意欲作。『ミラージュ』復活である。
作りたいクルマを作るのではなく、みんなに好まれるクルマを作る。『カローラフィールダー』は、個性を売り出すミュージシャンではなく、幅広い年代のファンを獲得するために作るアイドルのような存在である。よって、出来上がったものは、まあ、なんて乗りやすいこと!
軽自動車の進化は、いったいどこまでいくのだろう。広くて使いやすい車の代名詞である『ワゴンR』。