三菱の意欲作。『ミラージュ』復活である。
作りたいクルマを作るのではなく、みんなに好まれるクルマを作る。『カローラフィールダー』は、個性を売り出すミュージシャンではなく、幅広い年代のファンを獲得するために作るアイドルのような存在である。よって、出来上がったものは、まあ、なんて乗りやすいこと!
軽自動車の進化は、いったいどこまでいくのだろう。広くて使いやすい車の代名詞である『ワゴンR』。
この迫力の顔立ち。クルマにうとい人が見ても、一瞬にして覚えられるいかつい雰囲気。好きかどうかは好みの問題だが、ここまで大胆に思い切ったアメリカを表現してくれれば文句はない。
ハイブリッドや電気自動車が走り回り、SUVも流線型で洒落たスタイルをまとうようになった昨今、ここまで無骨に生き抜いているクルマは少ない。
このデザインだけで、即買いしたくなるほど魅力的。SUVなのに2ドアもあり。まさに挑発的なほどの自信なのである。
「時速30kmで走らせても楽しい」「5m走っただけでわかる」。これらは一部の欧州の、多くはラテンのクルマに与えられる褒め言葉だ。
やっぱハイブリッドだなあと思う。EVに対してである。小心者の私としては電欠で胃がめくれるような思いをしてまでEVを日常的に使おうとは、やっぱり思えないのだ。
燃費なんか気にして『エクスプローラー』が乗れるかと思う。でかいわ、左ハンドルだわで日本市場につきつける反逆の香りぷんぷんなのだ。
いまや大人気のスペース系軽自動車。後だしジャンケンのホンダが選んだ道は、小学生以上のこどもを持つ家族にやさしい、というポジションである。