乗り込む前にテールゲートを開けてみる。このサイズにHVシステム詰め込んで、はい、狭くなりましたじゃお話にならないからだ。しかし、私の意地悪極まりない期待に反して、ラゲッジスペースは超広かった。
フォードのSUVといえば、四角くってふわんふわんな乗り心地。大陸を走って気持ちまでおおらかになるってもんで……と思ったらクーガは大間違いである。
今年の私は、VW『ポロ』に10点である。エコだけでなく、走りの楽しさをも高次元でバランスさせるなど、まったくもって申し分ないのである。
ハイブリッドもついに、選べる時代になってきた。時の流れの速さにうろたえている場合じゃないんだけれど。
ひゅるるる~。新型マーチを見た瞬間に、私の胸のなかを吹き抜けた冷たい風の音である。
コンパクトカーは、小さなハッチバックじゃないといけないって誰かが決めたワケじゃなし。かっこカワイイがトレンドな女子にしてみれば、泥オヤジ臭のしないライトなSUVは、待ってましたのストライクではないかと思われる。
のびやかなデザインがうまいプジョーだが、クルマの名前が三桁から四桁になると、コンパクトにみえるよう、まとめてくるようだ。全幅は1835mmあるというのに、実際に対向車線から向かってくるクルマを見ると、きゅっと小粒なクルマに見える。
1.2リットルの『ゴルフ』。こう聞いてしょっぱい気持ちになったとしたら、それは時代に乗り切れていない証拠。試乗直前の私のことである。
スズキが単にガタピシ走る軽自動車メーカーだと思っていたら大間違いだ。いまやその質感は驚くほどの進化をみせる。そもそも安いだけのクルマを作るなら、VWが「組もう」と言ってくるはずがないではないか。
ディーゼルエンジンだけど静かです。そう言うけれど、でもやっぱりアイドリングのときはガラガラ音が聞こえてくる。