出品車両の大半が市販車と、ちょっと寂しいと予想されていたメルセデスベンツのブースだが、隠しダマはしっかりと存在していた。3.2リットルV6エンジンを搭載する『F400カービング』だ。
アルファ『156』人気で、今年の販売台数見込みが約8000台と、過去最高を更新する勢いのフィアット・アンド・アルファロメオ。VW『ゴルフ』の強力なライバルに成長しそうな『147』の投入で、来年は1万台を目指す。
2004年には日本で年販2万台を達成したい……。プジョーはモータショーの席上で“野望”を持っていると告白した。いまやボルボ、オペルをも打ち負かす存在で、小型モデルに限定すればVWに次ぐ地位を得ているだけに、その言葉にはそれなりの説得力はある。
ホンダの吉野社長は言い切った。何度も何度も言い切った。「これを実行する」「こういうクルマを出す」と。一部はすでに明らかにされているものだったが、モーターショー会場で世界中のプレスを前に宣言する(24日)という行為に説得力がある。
シトロエンは日本法人、オートモビル・シトロエン・ジャポンを設立し、2002年4月1日から輸入販売業務を行うと発表した。これにより35年に渡って続けてきた新西武自動車販売での販売にピリオドを打つこととなる。
24日、トヨタとダイハツは共同で記者会見を行った。モーターショー会場では初めてのことだ。出品しているショーモデルのなかにも、ダイハツの軽自動車サイズの燃料電池車のように、両社の共同開発によるものがある。期せずして、トヨタグループの結束力を見せつけるプレゼンテーションになった。
方向観が定まらず、全体相場は4日ぶりに反落。1ドル=123円台に円安が進んだが、自動車株は高安まちまちとなった。日野自動車が、一時前日比35円高と急伸。この日中間期決算業績の大幅上方修正を発表したことで、後場から買いが集中した。利益確定の売りも出たため、引け値は14円高の459円。
ルノーのコンセプトカー『タリスマン』(フランクフルト・ショーで発表)は、日産のインフィニティ『Q45』用V8エンジンを搭載する4シーターのFRクーペだ。そのデザインについて、ルノーのデザイン担当副社長であるパトリック・ルケモン氏が語った。
1998年にフェラーリに買収されてからマセラティの売り上げはうなぎ上り、2000年の販売台数は2027台と2年間で約3倍増となっている。
フランクフルト・ショーでジャガー・カーズ社が発表した『Rクーペ』が東京に現れた。現地のファンに好評だったばかりでなく、日産のカルロス・ゴーン社長が熱心に見入っていたように業界内部でも注目のクルマだった。