車載緊急通報サービスの『HELPNET』は、現在地情報をカーナビに頼るため、カーナビとの併用が前提となっていた。こうした状況の中、松下通信工業では携帯電話に接続するだけで『HELPNET』サービスが利用できる単独車載機を発表した。
二輪車や部品メーカーのブースが立ち並ぶ北ホール。その一番奥にホンダの二輪ブースがある。コンセプトモデルから市販モデルまで、数多くのバイクが展示されているが、ここでは二輪のシミュレーターも体験することができる。
GM、フォード、ダイムラー・クライスラーの3社は、アメリカで生産、販売されている、いわゆるOEMではない不法パーツに対して共同戦線を張る、と発表した。ビッグ3によるとこれらの不法パーツは安全性が保証されておらず、ビッグ3に年間120億ドルもの損害を与えている、という。
BMWのブースでは、8年ぶりにフルモデルチェンジするという、フラッグシップセダン『7シリーズ』を展示している。日本で2002年春に発売する予定というこの7シリーズには、車内のさまざまなスイッチやレバーなどを従来のクルマよりも減らし、運転操作に必要な機能をハンドルとその周辺に集中して、ドライバーがより運転に集中できるという、“iDrive(アイドライブ)”というコンセプトを導入している。
カーナビがDVD、HDDとメディアをどんどん高容量化させる中、最新の地図を通信によって必要なだけダウンロードするタイプのカーナビも注目されている。ケンウッドのブースでは、液晶TVほどの大きさのボディに直接『P-in Comp@ct』を差し込み、必要なだけ地図データをダウンロードするシステムが参考出品されていた。
今回の東京モーターショーは広大な幕張メッセの全ホールを使って行われている。自動車メーカーは並列した東、中央、西の各ホールに集結している。一般公開日は混雑必至のスペースだけに小さいお子さんが迷子になる可能性もある。
米国の株高を好感し、全体相場は反発。平均株価は、一時8月29日以来の1万1000円台を回復した。円相場が東京市場で約2ヵ月ぶりの1ドル=123円台に下落したことを受け、自動車株は堅調な動きとなった。