ブリヂストン、トラック・バス用スタッドレス「W909」を9月発売…氷上性能維持しつつ摩耗ライフ最大20%向上

・ブリヂストンは9月1日にトラック・バス用スタッドレスタイヤ「W909」を発売。従来品「W900」比で摩耗ライフを最大20%向上し、氷上性能は維持する。

・新技術「ロウ・サーマルケース」の採用により、同社トラック・バス用スタッドレスタイヤとして初めて2回リトレッドが可能となり、経費削減と環境負荷低減に貢献する。

・偏摩耗の抑制とタイヤローテーション間隔の延長により、輸送事業者のダウンタイム削減と業務効率化を支援する。

トラック・バス用スタッドレスタイヤ「W909」
  • トラック・バス用スタッドレスタイヤ「W909」
  • 搭載技術と商品特長

ブリヂストンは、輸送事業者向けのトラック・バス用スタッドレスタイヤ「W909」(ダブリュキューマルキュー)を9月1日に発売する。

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「W909」は、高い評価を受けてきた従来品「W900」の後継モデルだ。同社のトラック・バス用スタッドレスタイヤ史上最高の氷上性能を維持しながら、摩耗性能を大幅に向上させた。さらに、同社のトラック・バス用スタッドレスタイヤとして初めて2回リトレッドを可能にしたことで、経費削減・環境負荷低減・業務効率化といった価値を輸送事業者に提供する。

■最新技術「ロウ・サーマルケース」を初搭載

「W909」の最大の特長は、タイヤの骨格にあたるケースに「ロウ・サーマルケース」をトラック・バス用スタッドレスタイヤとして初めて採用した点だ。ケースの発熱を抑えることで、新たに開発した「TB専用タフ発泡ゴム」の採用が可能となった。

この最新ゴムと、ブリヂストン独自のパタン技術「トリニティコンタクトパタン」を組み合わせることで、摩耗ライフと耐偏摩耗性を大幅に改善している。

■サイズ別の性能向上データ

トラクタヘッドの後輪などに使われる285/85R22.5では、従来品「W900」比で摩耗ライフを20%向上、偏摩耗発生量を47%低減した。

4軸低床車のフロント軸などに使われる245/70R19.5では、摩耗ライフを13%向上、偏摩耗発生量を39%低減している。

■2回リトレッドで経費削減とCO2削減に貢献

「ロウ・サーマルケース」はタイヤが転がる際の発熱を低減し、熱による劣化を抑えることでケースの耐久性を高める。これにより、幅広いユーザーで2回リトレッドが可能となった。

2回リトレッドを活用することで、新品とリトレッドを合わせたトータルのタイヤライフが延び、経費削減やタイヤ廃棄時のCO2削減、資源の有効活用につながる。

■省メンテナンス化で業務効率化

ブロックの変形を抑えるパタン技術の採用により、偏摩耗の発生を抑制するとともに、タイヤローテーションの間隔を延ばすことができる。これにより、冬シーズンのローテーション回数が減り、輸送事業者のダウンタイムや作業負担の軽減につながる。

■発売サイズと商品設計

発売サイズは全12サイズで、商品設計基盤技術「ENLITEN」(エンライトン)を搭載している。全サイズが低車外音タイヤの基準を満たしている。

ブリヂストンは、タイヤ事業の強化とともに、リトレッドサービスを含むソリューション事業を拡大することで、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現を目指している。

《森脇稔》

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