ブリヂストンは、輸送事業者向けのトラック・バス用スタッドレスタイヤ「W909」(ダブリュキューマルキュー)を9月1日に発売する。
「W909」は、高い評価を受けてきた従来品「W900」の後継モデルだ。同社のトラック・バス用スタッドレスタイヤ史上最高の氷上性能を維持しながら、摩耗性能を大幅に向上させた。さらに、同社のトラック・バス用スタッドレスタイヤとして初めて2回リトレッドを可能にしたことで、経費削減・環境負荷低減・業務効率化といった価値を輸送事業者に提供する。
■最新技術「ロウ・サーマルケース」を初搭載
「W909」の最大の特長は、タイヤの骨格にあたるケースに「ロウ・サーマルケース」をトラック・バス用スタッドレスタイヤとして初めて採用した点だ。ケースの発熱を抑えることで、新たに開発した「TB専用タフ発泡ゴム」の採用が可能となった。
この最新ゴムと、ブリヂストン独自のパタン技術「トリニティコンタクトパタン」を組み合わせることで、摩耗ライフと耐偏摩耗性を大幅に改善している。
■サイズ別の性能向上データ
トラクタヘッドの後輪などに使われる285/85R22.5では、従来品「W900」比で摩耗ライフを20%向上、偏摩耗発生量を47%低減した。
4軸低床車のフロント軸などに使われる245/70R19.5では、摩耗ライフを13%向上、偏摩耗発生量を39%低減している。
■2回リトレッドで経費削減とCO2削減に貢献
「ロウ・サーマルケース」はタイヤが転がる際の発熱を低減し、熱による劣化を抑えることでケースの耐久性を高める。これにより、幅広いユーザーで2回リトレッドが可能となった。
2回リトレッドを活用することで、新品とリトレッドを合わせたトータルのタイヤライフが延び、経費削減やタイヤ廃棄時のCO2削減、資源の有効活用につながる。
■省メンテナンス化で業務効率化
ブロックの変形を抑えるパタン技術の採用により、偏摩耗の発生を抑制するとともに、タイヤローテーションの間隔を延ばすことができる。これにより、冬シーズンのローテーション回数が減り、輸送事業者のダウンタイムや作業負担の軽減につながる。
■発売サイズと商品設計
発売サイズは全12サイズで、商品設計基盤技術「ENLITEN」(エンライトン)を搭載している。全サイズが低車外音タイヤの基準を満たしている。
ブリヂストンは、タイヤ事業の強化とともに、リトレッドサービスを含むソリューション事業を拡大することで、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現を目指している。




