日産、AWSと連携しソフトウェア定義車両の開発を加速…テスト時間75%削減

日産リーフ新型
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アマゾン ウェブ サービス(AWS)は12月2日、日産自動車がソフトウェア定義車両(SDV)の開発を加速するクラウド基盤「Nissan Scalable Open Software Platform」をAWS上に構築したと発表した。

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同プラットフォームは、日産自動車が2023年にAWSとの連携を開始したデジタル変革の重要なマイルストーンとなる。車両がハードウェアのみではなくソフトウェアによって定義されるようになる中、同プラットフォームは多くのことを実現可能としている。

例えば、アイデアをデジタルスピードで機能へと変える、より迅速な開発サイクル。また、高度なテスト機能による品質保証の向上。さらに、グローバル開発チーム間でのボーダーレスなコラボレーションを可能にする。

日産自動車はすでに目覚ましい開発効率の向上を実現しており、車載ソフトウェアのテスト実行時間を75%削減し、従来手動で行っていたテスト手順を完全自動化した。

同社はまた、世界中に在籍する5000人以上の開発者が、物理的な所在地に関係なく、あらゆる地域のチームが標準化されたツールとリソースに即座にアクセスできる共通の開発環境の構築を目指している。

日産自動車は、SDV開発におけるAI活用を継続的に拡大し、2025年9月に開発試作車の運転能力を公開した次世代ProPILOTは、複雑な一般道を含む走行において信頼できる運転支援技術を実現する。本技術は2027年度に国内の市販車への搭載を予定している。

年間300万台以上の車両を100カ国以上で販売するグローバルメーカーとして、日産自動車は、自動車産業の変革期をリードするためにSDVでのソフトウェア開発は重要な戦略であり、「Nissan Scalable Open Software Platform」が進化する自動車業界における重要な競争優位性になると確信している。

《森脇稔》

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