TAKUMIモーターオイルは11月5日、ブランド名を「TAKUMIモーターオイル」から「TAKMO(タクモ)」へ改称すると発表した。
この名称変更は単なる名前の変更ではなく、エンジンオイルブランドからクルマの価値をトータルで守る総合ブランドへの転換を意味している。
創業以来15年間、同社は日本の匠の技術と誇りを胸に、エンジンを守るオイル製品の開発に尽力してきた。だが新車や中古車の価格上昇に伴い、自動車の資産価値が高まる中、ユーザーからは「クルマをより守ってほしい」という声が高まっている。
この変化を踏まえ、同社は潤滑技術や金属保護技術、化学的知見を活かしてボディコーティングなど新しい分野への参入を計画。クルマの内外から価値を守るブランドへと進化を図る。ブランド名のTAKMOは、匠(TAKUMI)と近代化(Modernization)を掛け合わせた造語であり、現代に生きる匠の精神を表している。
すでにTAKUMIモーターオイル製品を利用している顧客への品質・保証・サポート体制に変更はなく、会員情報やポイントも継続される。エンジンオイル製品の品質へのこだわりは変わらず、適合車両のメンテナンスサポートやモータースポーツ支援も継続していく方針だ。
今後は高耐久ガラスコーティング剤やプロ施工向け製品、家庭用・DIY向け製品ラインの拡充を進め、「誰でもどこでもプロ品質を体験できる」ブランド実現を目指す。また、モータースポーツ支援も引き続き行い、サーキットで磨かれた技術を一般ユーザーに還元する計画だ。




