マツダは11月4日、マツダグループの中長期的な価値創造に向けた取り組みを財務・非財務両方の観点から体系的にまとめた「マツダ統合報告書2025」を発行し、企業サイトで公開した。
この報告書では、経営哲学「ブランド価値経営」の実践を通じて、企業価値の向上と企業理念の実現を目指すマツダの取り組みや、ライトアセット戦略といった中長期的な戦略、カーボンニュートラルなどESGの観点に基づく社会課題の解決に向けた施策などを包括的に掲載している。
発行から4年目となる2025年版では、企業価値向上に向けた取り組みや思いを、各領域の責任者が語り、全体を通じてブランド価値経営を軸に一貫したストーリーを展開することで、マツダへの理解をより一層深めてもらうことを目指した。
さらに、価値創造の源泉は「人」という考えのもと、人的資本に関する取り組みとして、2025年2月に策定した人事戦略を新たに掲載したほか、業務構造改革を加速させるDXやAXの取り組みを紹介し、内容の充実を図った。
報告書は5つのセクションで構成されている。SECTION 01では「マツダの価値創造」としてCEOメッセージや価値創造プロセスなどを、SECTION 02では「2030年に向けた価値創造の道筋」としてCFOメッセージなどを掲載している。
SECTION 03の「価値創造の実践」では、人事戦略&DX、ブランド価値経営の市場での実践、ライトアセット戦略、マツダものづくり革新2.0、原価低減/固定費削減、環境負荷ゼロへの挑戦といった各分野の取り組みを詳しく紹介している。
SECTION 04では「価値創造の基盤」としてコーポレートガバナンスや社外取締役対談などを、SECTION 05では「データセクション」として11カ年主要財務データや会社概況などを掲載した。
なお、サステナビリティに関する考え方やESG観点での取り組みや実績データは、企業サイトのサステナビリティページで報告している。同日、同サイトでサステナビリティの取り組み内容を年次でまとめた「マツダサステナビリティレポート2025」も公開している。



