ステランティスは、欧州30カ国の乗用車販売において、年初来165万1000台超の登録を達成したと発表した。
16.7%の市場シェアで、フォルクスワーゲングループに次ぐ2位の地位を維持している。
同社は戦略的なハイブリッド車セグメントで大幅な成長を遂げており、8月は前年同月比4.9ポイント増を記録した。年初来8カ月間では15.6%のシェア(前年同期比4.1ポイント増)でセグメントをリードしている。
HEV(ハイブリッド電気自動車)セグメントでは、8月および年初来ともに18%超のシェアで市場首位を維持している。特にプジョーは前年比で7ランク上昇する強い成長を記録した。
商用車分野では、ステランティス プロワンが軽商用車(LCV)市場で8月および年初来ともに首位を維持し、年初来29.5%のシェアを獲得している。LCV市場全体が10%の大幅減少となる中での成果となった。
国別では、フランスで8月および年初来ともに29.5%のシェアで市場をリードし、乗用車、LCV、BEVの全セグメントで首位を獲得した。乗用車のベストセラー上位5位にプジョー『208』(2位)、シトロエン『C3』(4位)、プジョー『2008』(5位)の3車種がランクインした。
イタリアでも29.8%のシェアで首位を維持し、フィアットが最も売れているブランドとなっている。「パンダハイブリッド」が市場をリードし、ジープ『アベンジャー』は8月および年初来ともにSUVのベストセラーとなった。
ステランティスの商業運営責任者であるルカ・ナポリターノ氏は「8月までの年初来で165万台の登録を超えたことは非常にポジティブなシグナルだ。特に商用車セグメントでの強いパフォーマンスと、戦略的に重要なハイブリッド車セグメントでの成長を喜ばしく思う」とコメントした。