オペルは10月1日の「国際コーヒーの日」に合わせて、新型電動SUV『モッカ』をベースにしたワンオフモデル「モッカ エレクトリック コーヒー」を発表した。
この車両は、リアに2台のコーヒーマシン(グラウンドコーヒー用とポッド用)を搭載した世界で1台だけの特別モデルだ。テールゲートを開けると、通常の荷物スペースの代わりに、ミルクスチーマー、コーヒーグラインダー、ノックボックス、冷蔵庫などが統合されたコーヒーステーションが現れる。
車両は54kWhのバッテリーを搭載し、115kW(156hp)の出力を持つ電動SUVで、1回の充電で最大403km(WLTP基準)の走行が可能だ。260Nmのトルクを発進時から利用できる。
車内には10インチのデジタルドライバー情報ディスプレイと同サイズのカラータッチスクリーンを標準装備。自然音声認識機能「Hey Opel」や、コネクテッドナビゲーションと連携したChatGPT3人工知能も利用できる。
一方、オペルはIAAモビリティ2025で、高性能電動SUV『モッカGSE』の世界初公開も行った。207kW(281hp)、最高速度200km/hを誇るこのモデルは既に注文受付を開始している。
ただし、コーヒーマシン搭載の「モッカ エレクトリック コーヒー」は1台限りの製作で、一般販売は行われない。