ハスクバーナは9月25日、スーパーモト性能を追求した『FS 450』の2026年モデルを欧州で発表した。
改良版は完全にバランスの取れたシャシーを中心に組み立てられ、高性能のWPサスペンションとメッツラーのレーシングタイヤRacetec SM K1を装備し、あらゆるコーナーでコントロール性と滑らかなドリフトを実現している。

2026年モデルでは燃料噴射設定の見直し、新設計のサイレンサー、新しいエアボックスインサートにより騒音レベルを競技規則に適合させた。さらにねじ式の新しいラジエーターキャップを採用し、冷却液の点検を容易にした。また強化された燃料ライン保護キャップにより信頼性を向上している。
エンジンはSOHC方式の450cc 4ストロークで、幅広い回転域で滑らかで反応の良いパワーを提供。ローンチコントロール、トラクションコントロール、クイックシフター、加えて2種類のエンジンマップを選択可能で、これらのライダーアシスト機能はハンドルバーに設置されたマップセレクトスイッチで走行中も簡単に切り替えられる。

また、技術アクセサリーとして用意されるコネクティビティユニット・オフロード(CUO)を装着することで、ライドハスクバーナモーターサイクルズアプリと連携し、エンジン特性をカスタマイズできる。これによりより個別化された走行体験が可能となる。
FS 450はブレンボ製の油圧クラッチとブレーキをはじめ、プロテーパー、ODI、ブレーキング、アルピナなどのレーシングパーツを多数採用し、性能と耐久性の両立を実現している。
販売は2025年10月から開始される予定だ。
