フィアットが、小型ピックアップトラック『トロ』の改良新型をブラジルで発表した。
ブラジルのピックアップ市場で10年連続首位を維持するトロ。改良新型は直線的で幾何学的なラインを採用した新デザインを特徴とし、より堅牢で洗練された外観を実現している。
外観では、発売当初から特徴的だったDRL(デイタイムランニングライト)がピクセル分割形状の新デザインに変更された。台形の新グリルは幾何学的で精密なデザインを強調し、直線と垂直線で構成されている。フルLEDヘッドライトは維持され、バンパー両端の新しいエアアウトレットの上に配置されることで、フロント部分をより幅広く見せている。

内装では、7インチデジタルパネルが全グレードで新しい書体とフォントを採用。電動パーキングブレーキとオートホールド機能を新搭載し、ドライバーの快適性と利便性を向上させた。また、タイプAとCケーブル対応の新しいリアUSBポートも追加された。
エンジンは2つのラインナップを継続。Turbo 270 Flexエンジンは176hpのパワー、270Nmのトルクを発生し、Endurance、Freedom、Volcano、Ultraグレードに搭載される。MultiJet 2.2ターボディーゼルエンジンはRanchとVolcanoグレードに搭載され、200hpのパワー、450Nmのトルクを発生する。この価格帯でディーゼルエンジンを用意する唯一のピックアップとしての地位を維持している。

新しいFiat Connect////Meサービスパッケージも導入され、最大6か月間の無料期間中はPremium + Wi-Fiパッケージが提供される。Essential パッケージは最大5年間無料で、ソフトウェアのリモートアップデート、車両の状態情報、車内通知機能を含む。
価格は、Endurance Turbo Flexが15万9490レアル、最上位のRanch Dieselが22万8490レアルとなっている。