ダイムラー・トラックのブラジル子会社、メルセデスベンツ・ド・ブラジルは、ブラジル市場向けのメルセデスベンツの新型大型トラック『アクサー2038 4x2』と『アクサー2545 6x2』を発売した。
新型『アクサー』は中長距離の道路貨物輸送と物流業務向けに設計されており、ユーロ6規制に適合するブルーテック6技術を搭載。総車両重量は62トンと68トンで、4軸セミトレーラーでの使用に適している。

メルセデスベンツ・トラックスのアヒム・プヒャート最高経営責任者は「新型アクサーの発売により、南米での我々のポートフォリオはこれまで以上に完全で堅牢になった。顧客の多様なニーズにより良く応えることができる」と述べた。また「ブラジルは世界的にメルセデスベンツ・トラックにとって最も重要な市場の一つであり続けている。新型アクサーには大きな市場ポテンシャルを見ている。ブラジルだけでなく、ラテンアメリカの輸出市場でも」と期待を示した。
新型アクサーには13リットルのメルセデスベンツOM 460エンジンが搭載され、380hpまたは450hp版が用意されている。変速機には12速パワーシフト3アドバンスト自動変速機を採用し、より速いギアチェンジと燃費効率の向上を実現している。

キャブは2つのバージョンが用意されており、低屋根のスリーパーキャブと高屋根バージョンがある。両方とも最大11段階の調整が可能な人間工学に基づいた空気圧シートを装備している。マルチファンクションステアリングホイール、統合ギアレバー、ステアリングコラムのエンジンブレーキなどにより、ドライバーの快適性をさらに向上させている。