納車前に性能向上!? “おこ顔”がキュートな小型EV『ミニオグリーン』が追加開発を発表

ビンファスト『ミニオグリーン』
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ベトナムのEVメーカーのビンファストは小型EV『ミニオグリーン』の改良モデルを発表した。当初は8月の納車開始を予定していたが、航続距離の延長と充電時間の短縮を施し、約4か月遅れとなる2025年12月より納車を開始する。納車前に改良発表という異例の措置だ。同車を予約済みの顧客には、無料でアップグレードを提供するという。

改良モデルは高電圧バッテリーの容量を15.2kWhから18.5kWhに増量することで、1回の充電での航続距離をNEDC基準で170kmから210kmに40km延長する。

さらに電気・電子システムと電気モーターを100Vシステムから400Vシステムに変更し、充電効率と走行性能を向上させる。これにより10%から70%までの充電時間を約30分に短縮できる。

ビンファスト『ミニオグリーン』ビンファスト『ミニオグリーン』

ビンファストのグローバル営業担当副社長のズオン・ティ・トゥ・チャン氏は「顧客を中心に据える理念のもと、顧客のニーズに最適に応えるため製品とサービスの調整・向上を行っている」と述べた。

今回の技術構造の変更により納車開始時期は当初計画より約4か月遅れ、2025年12月の予定となる。追加費用は全てビンファストが負担し、顧客に追加料金は発生しない。

ミニオグリーンは2ドア4シート設計の小型の都市型EVで、個人利用から運送サービス事業まで対応する。価格は2億6900万ドン(約150万円、バッテリー別)で、各種優遇政策の適用を受ける。2027年6月末まで充電ステーションでの無料充電も提供される。

《森脇稔》

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