ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない

ホンダロレブル1100T
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ホンダは、二輪車の大型クルーザーモデル、『レブル』の原動機(エンジン制御コンピュータ)に不具合があるとしてリコールを届け出た。対象となるのは、2021年1月29日~24年11月7日に製作された「レブル1100」と「レブル1100T」の1形式2車種、計1万2727台。

対象車両では、直列2気筒エンジンにおいて、燃料噴射制御プログラムと失火検知時のフェールセーフ制御プログラムが不適切なため、高地から低地に移動してスロットルを低開度で走行した場合、燃料噴射量が正しく制御できないことがある。

この不具合により、燃焼に必要な燃料が不足して失火が発生し、警告灯が点灯するほか、失火検知した気筒の燃料噴射が停止する。これによりエンジンの調子が悪化し、最悪の場合には停止直前や発進時にエンストして再始動できなくなるおそれがあるという。

不具合は19件が発生、事故は起きていない。改善措置として、全車両のエンジン制御コンピュータを対策プログラムへ書き換える。

《高木啓》

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