三菱ふそうトラック・バスと日野自動車との統合について、関係4社が6月10日最終合意を締結した。新体制では、ダイムラートラックとトヨタ自動車は、CASE技術について新会社をバックアップするという。
三菱ふそうと日野をいずれも100%子会社とする持株会社が新たに設立され、三菱ふそうの親会社であるダイムラートラック、日野の親会社であるトヨタが、統合後の上場持株会社の株式をそれぞれ25%ずつ保有する予定だ。統合により、三菱ふそうと日野は対等な立場で商用車の開発、調達、生産分野で協力する。

6月10日の記者会見でトヨタ自動車の佐藤恒治代表取締役社長・CEOは「トヨタとダイムラートラックはCASE技術を中心に新会社を支援する」と述べた。自動車業界の技術トレンド:Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Sharing(シェア)、Electric(電動化)の頭文字を組み合わせた言葉だ。