「イーパイ」第一号モデルがアップデート、200万円台前半で650km走るEV

東風汽車のEVブランド「eπ(イーパイ)」『007』の2025年モデル
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東風汽車のEVブランド「eπ(イーパイ)」は、最初の市販車『007』の2025年モデルを中国で発表した。

イーパイは、業界最先端のVPバーチャル生産+AI生成技術により、多次元没入型インタラクティブフィールドを構築し、世界初のAI共創製品発表を実現した。eπ007がリフレッシュされ、9つのモデルが発表された。正式価格は11万5900元~14万9900元で、純電動と長距離デュアルパワーをカバーしている。

2025年モデルは、価値、知能、走行、安全という4つの核心分野で新たにアップグレードされた。新型車には、新しいインタラクティブ・インターフェースをもたらす新型カーシステム「πOS 2.0」が搭載され、東風のフルスタック自社開発「太家モデル」をベースとし、「Doubao」と「DeepSeek」の2言語AIモデルを組み合わせて「音への反応と文章の理解」を実現し、20種類以上のAIモデルを搭載している。

また、20種類以上の運転支援機能を搭載し、パイロットエディションモデルは高速NOAナビゲーションアシスト走行、メモリーパーキングアシストLAPAなどに対応する。シャシーは専門的にチューニングされ、車両全体は39のサイレント最適化が施されている。

ピュア・エレクトリック・バージョンは、クラス唯一の電気式4輪駆動で、0~100km/h加速3.7秒を達成。CLTC純電気レンジは最大650kmに達し、3C超急速充電に対応する。エクステンデッドレンジ・バージョンは、スーパーセンス・エクステンデッド・レンジ・テクノロジーを搭載し、純電気航続距離を230kmまで伸ばし、複合航続距離は最大1230kmとなり、4C超急速充電に対応する。

マッハのバッテリーを搭載したこの車は、国内基準をはるかに超える厳しいテストを受け、C-NCAPの5つ星安全テストに高得点で合格している。

《森脇稔》

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