中国のEVメーカーNIO(ニーオ、蔚来汽車)は、4月23日に開幕する「上海モーターショー2025」に、NIO、ONVO、fireflyの3ブランドで参加すると発表した。「新たな地平線へのイノベーション」をテーマに、グループの総合力を示す展示を行う。
NIOブランドは5回目の出展となる一方、ONVOとfireflyは今回が初めての登場となる。
NIOは今回も象徴的な「NIO House」を会場に設置。2階には専用のユーザーエリアを設け、熱心なユーザーボランティアの協力を得て、来場者に忘れられない体験を提供する。また、ライフスタイルブランド「NIO Life」は、車両生産の余剰材料を活用した新コレクション「BLUE SKY LAB」を発表する。

さらに、知識共有プラットフォーム「seeds」は「未来との対話」シリーズを開催。NIOの専門家やユーザーが、技術の詳細から実際の運転体験まで幅広い話題を共有する。
NIOの10年にわたる技術革新の集大成として、スマート電動エグゼクティブフラッグシップモデル『ET9』を中心に、NIOの全ラインナップを展示する。技術エリアでは、NIOの12の基幹技術や、独自開発のスマートドライビングチップ「NX9031」、ステアバイワイヤシステム、900V高性能電動システムなどの主要コンポーネントを紹介する。
また、4月19日に中国で正式発表されたNIOの第3ブランド「firefly」とその同名モデルも、今回が自動車ショー初登場となる。「鮮やか」「思慮深い」「堅実」をブランドDNAとするfireflyは、来場者に新鮮な体験を提供する。

ONVOブランドも上海モーターショーで初お披露目となる。好評のスマート電動ミッドサイズファミリーSUV『L60』に加え、大型フラッグシップファミリーSUV『L90』を発表する予定だ。没入型のインタラクションエリアでは、L60の広々とした室内やスマート技術、L90の印象的な空間を体験できる。