ダイナミックマッププラットフォームと中部国際空港は、3月9日から中部国際空港セントレアの制限区域内で、高精度3次元地図データ(HDマップ)を搭載した自動運転車両の実証実験を開始する。
この実験は、経済産業省の「公共エリア向けダイナミックマップの開発」研究開発事業の一環として行われる。空港業界では、コロナ禍以降の需要回復や人手不足への対応策として、自動運転車両の導入など先端技術を活用した「航空イノベーション」による省人・省力化が進められている。
実験では、ティアフォー社の自動運転EVバス「Minibus」にHDマップを搭載し、空港内の2つのルートを自動運転レベル2相当で走行する。ルートには航空機の駐機スポットやサービスレーンなどが含まれ、実際の運用に近い環境での検証となる。