フォーミュラEは、2025年最初のレースのメキシコシティ大会において、米国で1050万人の累計視聴者を記録したと発表した。過去2シーズンのF1レースを上回る視聴者数を獲得したという。
この数字は、2023年に初開催されたF1ラスベガスGPの80%増となり、フォーミュラE史上最高の単一イベント視聴者数となった。
英国では、シーズン11の開幕戦となるサンパウロ大会で、前シーズンの同レースと比較して120%の視聴者増を記録。これは、英国の放送局ITVとの新たな無料放送契約が一因となっている。
ブラジルでの開幕戦は、世界累計視聴者数が4000万人に達し、フォーミュラEの11シーズンの歴史の中で最も視聴された開幕戦となり、最も視聴されたレースの1つとなった。
メキシコ国内でのメキシコシティ大会の視聴者数も前年比10%増加し、ドイツとフランスではそれぞれ65%と64%の急増を記録した。これらの数字は、フォーミュラEがレース開始から2番目の10年を迎える中、世界中で強力で成長するファン層を持っていることを示している。
一方、フォーミュラEは映像アーカイブ管理においても新たな展開を見せている。世界最大級のスポーツアーカイブを所有する「IMG」と複数年契約を結び、ABB FIA フォーミュラE世界選手権の世界的な映像アーカイブ権の独占管理とライセンス供与を行うことを発表した。
この契約により、IMGはデジタルアーカイブプラットフォームで1000時間以上のアーカイブ映像を管理することになる。これには、2014年の北京オリンピックパークでのデビュー以来のすべてのレース、予選、プレシーズンテスト、インタビュー、舞台裏の映像が含まれる。