BYDのイメージを変えた『シール』、続くSUV『シーライオン7』への期待とは…東京オートサロン2025

BYD シーライオン7(東京オートサロン2025)
  • BYD シーライオン7(東京オートサロン2025)
  • BYD シーライオン7(東京オートサロン2025)
  • BYD シール・エディションペールグリーン(東京オートサロン2025)
  • BYD Auto Japan代表取締役の東福寺厚樹氏

BYDは「東京オートサロン2025」に特別限定車『シール・エディション・ペールグリーン』と、新規投入モデルの『シーライオン7』などを出展した。

◆BYDのイメージチェンジャーになった『シール』

BYD シール・エディションペールグリーン(東京オートサロン2025)BYD シール・エディションペールグリーン(東京オートサロン2025)

BYD Auto Japan代表取締役の東福寺厚樹氏は、特別限定車のシールについて、「昨年6月に導入し、BYDのイメージチェンジャーになったのがシール。クルマとしての基本性の魅力はもちろん、大容量のバッテリーへの評価が非常に高い。さらに購入した700名近くのユーザーから、シールは格好良い、デザインが素敵だといった声を多く頂戴した。これまでのBYDイコールバリューフォーマネー、コスパが高いといったものに加えBYDのクルマは格好良いというイメージを付け加えてくれた」と高く評価。

同時に日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベスト、また、RJCカーオブザイヤーのRJCテクノロジーオブザイヤーも受賞。「ブレードバッテリーと、駆動用バッテリーの搭載性を高めたCTB(セルトゥボディ構造)という独自の最新技術が高く評価された」とコメントし、この受賞を記念し特別仕様車としてシールエディションペールグリーンを設定したのだ。

このクルマはBYDのブランドミッション、Cool the Earthy By One Degree、地球の温度を一度下げようというこのブランドミッションを表現した淡いグリーンのペールグリーンというボディカラーで、日本には初導入。その他スペックはカタログモデルのシールと同様で、限定台数はBYD創業30周年にちなみ後輪駆動仕様は20台、四輪駆動仕様は10台の全国限定計30台となっている。

BYD Auto Japan代表取締役の東福寺厚樹氏BYD Auto Japan代表取締役の東福寺厚樹氏

◆ファミリー向けに“使えるSUV”『シーライオン7』

そしてもう1台は、今年の春頃の導入予定である、ブランド4番目のピュアEV、シーライオン7だ。「海洋生物からヒントを得たデザインで、シール同様シーライオン7ものびやかでエレガントな外観とともに、内外装も質感の高い仕上がりになっている」と東福寺氏。

BYD Auto Japan商品企画部部長の新道学さんは、「クロスオーバーSUVという位置付けで、ルーフラインのクーペのデザインとSUVの頑強でロバストなイメージが見られる」とそのデザインについてコメント。本国では「ファミリー向けのSUVと呼ばれており、そのユーティリティの高さとスタイリッシュな要素が合わさり、より使えるクルマと認識されている」とのこと。

BYD シーライオン7(東京オートサロン2025)BYD シーライオン7(東京オートサロン2025)

日本ではサイズ的(全長4830mm、全幅1925mm、全高1620mm、ホイールベース2930mmでいずれも参考値)にも競合は多いが、「一方で一番マーケットがリッチなところでもある。その仲間と一緒に商売に取り組むことが一番効率的であり、お客様も選びやすい」。さらに、「他のBEVインポーターがSUVを導入した際に、圧倒的にユーザー層が広がったこともあり、この市場で格好良いSUVとしてシーライオン7が選ばれると嬉しい」語る。

そしてシーライオン7の魅力として、「そのデザインだけでなく盤石な電動車両の性能も、BYDが持つEVのテクノロジーを全て注ぎ込んでいる」と説明した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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