初代VW『ティグアン』はかなり本気度の高いSUVだった【懐かしのカーカタログ】

VWティグアン(初代)当時のカタログ
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初代のVW『ティグアン』が日本市場にお目見えしたのは2008年9月のこと。その後の感覚ならすると意外にも思えるが、VWのSUVではW12気筒も搭載したあの上級車『トゥアレグ』が2003年に登場。それから5年ほど間を置いての登場だった。

VWティグアン(初代)当時のカタログVWティグアン(初代)当時のカタログ

世代的には『ゴルフ』の5世代目がカタログモデルだった世代で、この頃には3列/7名乗りの『トゥーラン』(2代目・2007年~)、ゴルフ+85mmの車高の『ゴルフプラス』(2005年)などラインアップが拡充された時期。そうした中、VWのコンパクト系SUVとして最初に誕生したのがこのティグアンだった。

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搭載エンジンは直噴ターボの2リットルTSIエンジン(170ps/280Nm)で、これにティプトロニック付き6速ATが組み合わせられた。さらに駆動方式はハルデックスカップリングを使ったフルタイム4WDの4MOTIONとし、オフロードモードやヒルディセントアシスト、坂道走行時に適切なギヤを選ぶギヤモードプリセレクションも備えた。

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アプローチアングル28度、ランプブレークオーバーアングル20度、デパーチャアングル25度、最大43度の登坂性能など、本格4WD車としてのスペックを有していたこともカタログに記されており、かなり本気度の高いSUVだったことがわかる。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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