英国のAC Carsは、同社の代表的スポーツカー『ACエース』を70年ぶりに復活させると発表した。新型ACエースは、クラシックな外観と最新技術を融合させた「ACエース クラシック」と「ACエース ブリストル クラシック」の2モデルで展開される。
AC Carsは1901年に設立されたイギリス最古の現役自動車メーカー。新型ACエースは、同社が新設したクラシックカー部門「AC Cars Classics」が手がける。オリジナルモデルは1950年代から1960年代にかけて生産され、軽量設計と高い走行性能で世界中のスポーツカーファンから支持を集めた。
新型ACエースのパワートレインは、フォード製の2.3リットル直4エコブーストエンジンで、300hp以上を発生。6速マニュアルトランスミッションと組み合わせる。カーボンファイバー製ボディを採用し、軽量化と高剛性を両立。車重は約1100kgに抑えられた。0-100km/h加速は約4.6秒だ。
2つのモデルは異なるフロントデザインを採用する。ACエース クラシックは初期モデルの「スマイリングフェイス」を、ACエース ブリストル クラシックは後期モデルのよりスリムなフロントを再現している。
価格は17万5000ポンド(約3300万円)から。予約受付は既に開始されており、2025年夏頃から納車が始まる予定だ。
新型ACエースは、かつてル・マン24時間レースやセブリング12時間レースなどの国際レースで活躍したオリジナルモデルのDNAを受け継ぎつつ、現代の技術を取り入れることで、クラシックカーの魅力と現代的な走行性能を両立させている。AC Carsは、この新モデルによって同社のエンジニアリングの伝統を現代に引き継ぐとともに、スポーツカー市場での存在感を高めることを目指している。






 
           
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