ダイムラートラック、2023年財務目標を達成

チリに投入したeキャンター
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  • アジアでの実績

三菱ふそうトラック・バス(三菱ふそう)は3月4日、筆頭株主であるダイムラートラックが2023年の財務目標を達成したと発表した。

ダイムラートラック社は2023年、トラック・バスのグローバル販売台数が52万6053台(2022年:52万0291台)となり、前年を上回る成果を達成。供給制約がある中でも、収益は559億ユーロ(2022年:509億ユーロ)、調整済みEBIT(利息及び税金控除前利益)は54億8900万ユーロ(2022年:39億5900万ユーロ)と過去最高を更新し、2024年に向けた堅調な見通しを示した。

特に「FUSO」ブランドを含むトラック・アジア事業セグメントは、販売台数が16万1171台と3%増、収益も70億6000万ユーロと9%増加。調整済みEBITは3億3000万ユーロで93%増と大幅な伸びを見せた。

欧州市場では、FUSOが2022年比14%増の1万台以上を販売し、2007年以降で最高の業績を記録。生産台数10%増を達成し、電気小型トラック『eキャンター』は600台だった。アフターセールス収益も過去最高を更新した。

eキャンターは2023年に1680台を販売し、過去最高を更新した。三菱ふそうは「FUSO eモビリティソリューションズ」を通じてEVシフトをサポートしている。新型eキャンターはチリで2023年8月に、香港で2024年1月に発売され、インドネシアやオーストラリアなどで披露された。台湾では先行受注を獲得し、2024年にはさらに多くの海外市場での発売を計画している。

三菱ふそうのカール・デッペン社長は「販売台数3%増、収益9%増、調整後EBIT93%増と、レジリエントな財務パフォーマンスと成功する能力を我々は示した。eキャンターを国際市場に導入し、ZEV市場でのリーダーシップを発揮した」と述べている。

《レスポンス編集部》

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