フィスカーは、ブランド初の電動SUV『オーシャン』に、最初のオーバー・ジ・エア(OTA)ソフトウェアアップデート「オーシャンOS 2.0」を行うと発表した(2月6日)。
このアップデートには、性能とパワートレインの改善、ソーラースカイの強化、エネルギー管理の向上、その他のユーザー体験の改善が含まれる。北米とヨーロッパのローンチ市場におけるオーナーが対象で、2月中に3回のOTAアップデートを順次実施する予定である。
オーシャンOS 2.0には以下の新機能が含まれる。
●前後トルク配分の改訂:オールホイールドライブのモデル(One、Extreme、Ultra)では、前後輪のパワー配分比率が50:50から45:55に変更され、トラクションとハンドリング性能が向上し、よりスポーティでダイナミックな走行が可能になる。
●自動車両保持機能:既存のヒルホールド機能に代わり、車両が静止している間ブレーキをかけ、アクセルペダルを踏むと解除される。
●ソーラースカイのアップグレード:ExtremeとOneのトリムでは、中央タッチスクリーンの充電/エネルギーメニューに新しいソーラースカイエネルギーメーターが表示される。
●トレーラー揺れ抑制機能やブレーキディスクワイピング、スタンバイタイムコントロール、ドライバープロファイルの保存などが追加される。
性能向上については、エネルギー管理と電力保持の改善、駐車中の充電状態の損失削減、キャビンの暖房と冷房の調整変更、オーディオチューニングの改善などが行われる。