デンマークのゼンヴォオートモーティブ(Zenvo Automotive)は7月25日、V12エンジンを搭載する新型ハイパーカー『オーロラ』を8月18日、ワールドプレミアすると発表した。
ゼンヴォオートモーティブは、デンマーク・コペンハーゲン近郊に本拠を置く。デンマーク初のスーパーカーの開発に取り組み、2007年に最初のスーパーカーとして、ゼンヴォ『ST1』を発表した。同車はその後、『TS1』に進化している。同社の最新作が、オーロラだ。カーボン製モノコックとカーボン製サブフレームを備えたモジュラー設計のシャシーを採用する。
オーロラのパワートレインは、公道での使用を前提に設計されており、世界で最もパワフルな公道用V12エンジン、と自負する。6.6リットルV型12気筒ガソリンエンジンに、4個のターボを装着する。このV12エンジンは、最大出力1250hp/8000rpmを発生し、9800rpmまで回る。
オーロラでは、V12エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載する。モーターは600hpのパワーを引き出し、システム全体で1850hpのパワーを獲得する。このユニークなパワートレインは、公道での使用を想定して設計されたもので、公道走行が可能なV12エンジンとしては世界最強、としている。