生誕地に懐かしきプリンス車と日産車が集結…プリンスの丘 自動車ショウ2023

プリンスの丘 自動車ショウ2023
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東京都武蔵村山市にあるイオンモールむさし村山の「たいかんたいけん野外広場」で6月4日、「プリンスの丘 自動車ショウ」が開かれ、かつてプリンスと日産の車を生み出した村山工場跡地に『スカイライン』や『グロリア』などを中心に、関連の154台が集まった。

主催は全日本ダットサン会(佐々木徳治郎会長)。会場の一帯は、1962年にプリンス自動車の工場として操業を開始した場所。その後、日産自動車との合併し、2001年まで稼働していた村山工場の跡地にあたる。昨年始まったイベントで、今回で2回目。

今年は、日産村山工場で生産されたオーナー車及び全日本ダットサン会会員オーナー車を集めた展示に加え、企画展示やトークショーなど、盛りだくさんの内容に。展示総台数は昨年の2倍近い154台となった。

プリンス自動車村山工場生産車(1962年~1968年)は、グロリアの「スーパー6」や「6ワゴン」、スカイラインの「2000GT-A」や「2000GT-B」、『クリッパー』、『マイラー』など22台。今年生誕60周年となる、往時の姿をとどめたスカイライン「1500」も2台並んだ。

日産自動車村山工場生産車(1969年~1997年)は38台。3代目から9代目に渡る歴代スカイライン、初代から9代目までの『ローレル』、これに、ライトが縦目となった3代目グロリアと、『レパード』も加わった。

また、同会による”日本自動車殿堂2022受賞車”として初代S30型系の『フェアレディZ』を選出。ノーマル状態に近い「ZL」や「Z432」、「240ZG」、「280Z」などで、中にはレース用にボディ軽量化や装備を簡略化した「Z432R」の貴重な姿も。実際にレース出走歴があり、しかもナンバー付きの個体であった。

同じく殿堂入りの生誕50周年車として、初代『バイオレット』、2代目『サニー』、初代『キャラバン』もレッドカーペット上に。記念トークショーとともに各オーナーの紹介なども行われた。

さらに「ネオ・クラシック/プロジェクト901」として、R32型のスカイラインや『セフィーロ』、『シルビア』、『プリメーラ』、『マーチ』、『ステージア』など21台を展示。元気のよかった時代の、ちょっと懐かしい日産車が並んだ。

イベント半ばでは、9代目R33型と10代目R34型スカイラインの開発責任者を務めた渡邉衡三さんを招いてのトークショーが開かれた。プリンスの歴史や、”走りのスカイライン復活への道筋”としてプロジェクト901について語り、多くのファンが熱心に聞き入っていた。

《嶽宮 三郎》

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