外部パワーアンプの“イベント”を積極活用すベシ![カーオーディオユニット AtoZ]

「サウンドコンテスト」の会場風景(まいど大阪 秋の車音祭 2022)。
  • 「サウンドコンテスト」の会場風景(まいど大阪 秋の車音祭 2022)。

愛車のサウンドシステムのバージョンアップを図りたいと考えているドライバーに向けて、カーオーディオの製品情報を多角的に発信している当連載。現在は「外部パワーアンプ」に関する情報をお伝えしている。今回も前回に引き続き、試聴機会を増やすためのコツを紹介する。

さて、前回の記事にて説明したとおり、「外部パワーアンプ」を選ぶ際の最後には「音が好みかどうか」を見極めたいのだが、「カーオーディオ・プロショップ」の店頭にて聴ける製品の数は限定的である場合が多い。なので、どう試聴するモデルの数を増やせるかが「外部パワーアンプ」選びのキモとなる。

で、前回は、さまざまなショップへ足を運ぶこと、なじみのお店を作ることが重要だと説いた。なおなじみのお店を作ると、そこにやってくるメーカーやインポーターのデモカー、さらにはそこに集うユーザーカーを聴けるようになる。

そしてさらには、「イベント」に出向くことも有効策となる。ちなみに「イベント」には2タイプがある。1つは「店頭イベント」で、もう1つは「サウンドコンテスト等」だ。

それぞれがどういうものなのかを説明していこう。まずは「店頭イベント」について。多くの「カーオーディオ・プロショップ」では、定期的に「試聴会」を開催している。コロナ禍により一時開催頻度が減少したが、今では以前のように開催されるようになってきた。で、それらは多くの場合、メーカーやインポーターが試聴機やデモカーを持ち込みいろいろな製品の音を実際に聴いてもらおうとして開催される。複数のメーカー等が参加する場合もあれば、単一メーカーにより主催されるものもある。

なお店頭での「試聴会」は基本的に、誰もが参加可能だ。つまり常連だけのためのものではない場合がほとんどだ。なので、行ったことのないお店に行ってみる良い機会にもなる。ちなみにカーオーディオ専門サイト『PUSH ON! マイカーライフ』の「カーオーディオリンク」のコーナーを定期的にチェックしていると、そういった情報をキャッチ可能だ。アンテナを高くして「試聴会」の開催予定を掴み、その開催店舗が行ける範囲にあったなら積極的に参加すべきだ。

そしてもう1つの「サウンドコンテスト等」もコロナ禍により開催数が減少していたが、ここにきてほぼすべての「イベント」が復活している。

ただし「カーオーディオ・イベント」の中にはクローズド開催のものもあるが、オープン開催である場合は多い。そうであればエントリーしていなくても会場に足を運べる。そしてそこではメーカーやインポーター、さらにはショップがブースを出展していることが多く、多くのデモカーの音を聴いて回れる。しかも店頭での「試聴会」よりもたくさんのデモカーが集結する場合がほとんどだ。「外部パワーアンプ」選びをしているのであれば特に、「カーオーディオ・イベント」への参加は相当に有意義な機会となるはずだ。覚えておこう。

さて長きにわたって連載してきた当コーナーは、ここで一旦終了とさせていただく。次回からは装いを新たにして、製品選びに役立つ情報を発信する新コーナーをスタート予定だ。乞うご期待。

《太田祥三》

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