BMWミニ日本導入20周年、その歴史を振り返ってみよう

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『BMWミニの世界』
ドイツが受け継ぐ英国の伝統
著者:相原俊樹
発行:三樹書房
定価:4950円
ISBN978-4-89522-789-6

2002年3月2日、BMWグループにおいて開発されたミニ(MINI)の販売が日本で開始され、昨年で20周年となった。そこで開発当時の写真を満載し、トピックごとに読め、その変遷をわかりやすく紹介した記念本が刊行された。

2002年以降、絶え間なく輸入され、2016年には日本で外国メーカーの新車登録台数第1位となるなど、ヒットし続けているミニ。伝統ある英国ブランドのミニらしさを継承しながら、新たな価値を加えて進化を続けるBMWミニの世界を、海外資料から探索した知られざる事実や180点を超える写真・図版とともに紹介したのが本書である。

当然話はBMWがローバーグループ(ミニ、ローバー、ランドローバー、MG、ライレー、ウーズレー、トライアンフなど)の買収劇から始まる。当初BMWはミニとランドローバーのみが希望だったが、当時同グループを所有していたブリティシュ・エアロスペース社は“切り売り”はしないと拒否。いったんは破談になるが、紆余曲折あり、最終的には合意に至るのである。

本書では、そういった経緯をはじめ、初代MINIワン、クーパーなどから2代目、3代目までを網羅。当然、クラブマンやクロスオーバーもそこに含まれている。さらに、特徴的な限定車や、電気自動車のミニ E、そしてモータースポーツに関しても、ダカールラリーやミニチャレンジなどにも言及されている。

『BMWミニの世界』『BMWミニの世界』

本書は2017年11月15日発行の『BMW ミニの世界 ドイツが受け継ぐ英国の伝統』をベースにBMW MINIが日本で販売されてから20周年を迎えることを記念して、初代BMWミニを中心としたカバーデザインに改め、320部製作した愛蔵版である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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