映像制作における温室効果ガス削減とプロセス効率化の実現を目指すメタバースプロダクションは、ビジュアライゼーション環境を構築・提供するキャドセンターと連携し、都市データの3DCG背景素材『CAD CENTER library』第1弾を、4月27日に公開した。
◆日本を代表するロケーションでの撮影ニーズに応える
映像業界における長年の課題として、日本国内で撮影ニーズのあるロケーションは様々な規制やリスクがあるため、CMや映画、ドラマ、MV撮影などの映像撮影が困難となっている。
その課題に対応するため、キャドセンターが提供する「都市データの正確さ」と「フォトリアルな表現のリアルさ」を追求した3Dデータソリューション「メタバース・スマートシティ」を活用し、東京・渋谷のスクランブル交差点や大阪・道頓堀の戎橋といった日本を代表するロケーションで、時間帯やアングルを自由自在に、思い通りの撮影・演出ができる3DCG素材「CAD CENTER library」を公開した。
すべての素材はフォトリアルなビジュアルと没入体験を作り出す、リアルタイム3D制作プラットフォームのUnreal Engine 4で開発され、バーチャルプロダクション手法の一つのインカメラVFX撮影に対応しており、メタバースプロダクションが提供するPXサービス「Virtual House Studio」として利用が可能となる。
◆映像制作の新たな選択肢として選ばれ続けるために

キャドセンターの志賀氏はCAD CENTER libraryについて、狭域、広域とも、地図や測量情報、取材写真をベースに、実在する街並みを構築しており、リアルロケーション撮影との組み合わせ利用、あるいは室内や車上、機上からの窓外風景など、背景の背景としての可能性も想定できる、と話した。
また、今後の予定については、第2弾としてUnreal Engine 5.1にバージョンアップした3DCG素材を追加する予定である。映像制作の新たな選択肢として選ばれ続けるよう、Production Transformation(映像制作トランスフォーメーション)につながるPXサービスの拡充・拡張に努めていくとのことだ。