ポルシェ最初のスポーツカー「356」へのオマージュ、500馬力の『357』[詳細写真]

ポルシェ・ビジョン 357
  • ポルシェ・ビジョン 357
  • ポルシェ 356 No.1 ロードスターと ビジョン 357
  • ポルシェ・ビジョン 357 と 356 No.1 ロードスター
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ポルシェ(Porsche)は、ポルシェのスポーツカー誕生75周年に合わせて、コンセプトカー『ビジョン357』(Porsche Vision 357)をドイツ・ベルリンで初公開した。

1948年6月8日、ポルシェの名を付した最初のスポーツカーがナンバー登録を受けた。それが、オーストリア・ケルンテン州のグミュントで製造されたポルシェ『356 No.1 ロードスター』だった。コンセプトカーのビジョン357は、ポルシェの最初のスポーツカー、「356」へのオマージュだ。目標に掲げられたのは、「未来に向けて振り返るコンセプトの旅」。ベルリンで初公開されたビジョン357が、その代表的な例になるという。

ポルシェのデザイン部門の「スタイルポルシェ」は、ポルシェ356へのオマージュとなるビジョン357において、堅牢なデザインを現代に甦らせ、未来のデザインフィロソフィーを体現することを目指した。その特長といえるのが、進歩的な未来への先見性を象徴するライト周りのデザインだ。「フェリー・ポルシェの夢のスポーツカーが現在に甦るなら、どのような車になるか」。その基本コンセプトは、伝統と革新の相互作用の反映にあるという。

パワートレインやプラットフォームは、『718ケイマンGT4 RS』がベースだ。ミッドシップに搭載される4.0リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンは、最大出力500psを発生する。718ケイマンGT4 RSのプラットフォームをベースにすることにより、ビジョン357は、卓越したスポーツカーの性能を体現しているという。

《森脇稔》

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