二段階右折を回避せよ、ツーリングサポーターが原付向けルート検索に新機能

二段階右折標識
  • 二段階右折標識
  • 二段階右折回避ルート(イメージ)
  • 二段階右折回避ルート提供開始

ナビタイムジャパンは1月31日、バイク専用ナビゲーションアプリ「ツーリングサポーター」にて、原付一種向けに日本初となる「二段階右折回避ルート」の提供を開始した。

原付一種には二段階右折という特有の交通ルールが定められており、利用者から「二段階右折をするのが手間」「二段階右折そのものを回避したい」などといった声が寄せられていた。

二段階右折回避ルートは、排気量区分を「50cc以下、原付一種」に設定した場合、有効となる。二段階右折対象交差点で右折を回避するルートがある場合に「二段階右折回避ルート」を表示。二段階右折を回避することで大幅に到着予想時刻が遅れたり迂回をする場合には、従来通り二段階右折を通行するルートを表示する。原付車両特有の交通ルールを対象として最適なルートを算出する機能の提供は、スマートフォンアプリとしては日本初となる。

また同時に、2020年2月から一部地域(長崎県、神奈川県)で提供している、二段階右折の標識箇所における音声案内の対応エリアを全国に拡大。二段階右折が必要もしくは禁止とされる交差点で、「およそ、500m先、右方向、二段階右折禁止地点です」などの注意喚起を行う。

国や地方公共団体では、車両の運転支援の高度化を図るため、全国の交通規制情報の標準フォーマット化を目指す取り組みの一つとして、二段階右折禁止のデータ整備を進めている。ナビタイムジャパンでは各都道府県から収集したこれらのデータを同社フォーマットに変換し、アプリ内で活用している。

《纐纈敏也@DAYS》

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