ラディカルスポーツカーズ(Radical Sportscars)社は12月20日、サーキット専用の軽量2シーターオープンスポーツカー『SR3 XXR』を欧州で発表した。
ラディカルスポーツカーズ社は1997年、フィル・アボット氏とミック・ハイド氏の2名が設立した小さなスポーツカー製造会社だ。フィル・アボット氏の「2輪のエンジンを積んだスポーツカー」構想に基づき、カワサキ『ZZR1100』のエンジンを積んだラディカル『1100クラブスポーツ』を発表し、スポーツカーメーカーの仲間入りを果たした。
ラディカルスポーツカーズ社の究極のサーキット専用車として、ラインナップされているのが、『SR3 XX』だ。その新バージョンのSR3 XXRには、最大出力232hpを発生する1.5リットルエンジンを搭載する。この第5世代のエンジンはバイオ燃料に対応。バイオ燃料で走行できる最初のラディカル車になるという。
また、SR3 XXR では、顧客からのフィードバックを反映して、ピットレーンでのスピード超過を防ぐピットリミッターを標準装備した。LMPレーシングカーにインスパイアされた中央テールの「シャークフィン」によって、空力性能を追求する。 SR3 XXR には、高輝度デイタイムランニングライト、新デザインの軽量ホイールを装備した。耐久性とエアロダイナミクスを改善するオプションとして、カーボンファイバー製スプリッターとリアディフューザーを設定している。