タクシー配車アプリ「GO」を展開するモビリティテクノロジーズは、12月から全国の提携するタクシー事業者に、電気自動車(EV)タクシーや充電器の導入を推進するプロジェクトを展開する。
プロジェクトは、GX(グリーントランスフォーメーション)の取り組み「タクシー産業GXプロジェクト」。都市部を中心とした全国約100社のタクシー事業者に対して、エリアごとのタクシー運行特性に応じた充電計画生成といった運行面での支援と並行して、EVや充電器の提供といった設備面でも支援する。
日本交通や福岡交通など、プロジェクトへの参画表明をしているGO加盟タクシー事業者に、トヨタ自動車のEV『bZ4X』、日産自動車のEV『リーフ』と『アリア』について、2031年まで最大2500台をリースで提供する。急速充電器400台と普通充電器2500台を、各タクシー営業所に提供して設置する。
また、タクシー利用客や、ESG経営に注目する法人顧客に向けて、タクシーアプリ「GO」と法人向けサービス「GO BUSINESS」の画面で、EV乗車によるCO2削減量を表示するサービスも開始する。EVタクシーには、オリジナルのラッピング広告を施し、街中を走行するタクシーの姿を通じて広く一般社会にも啓発する。
これらの取り組みを通じて、2027年までにCO2排出量を年間3万トン削減して、産業全体の脱炭素化を目指す。