12台限定のベントレーに着想、究極のプライベートジェット機が登場

マリナー・バカラルのオーナーがプライベートジェット機を共同でカスタム

シートはマリナー・バカラルにインスピレーション

ジェット機のパネルに樹齢5000年の再生リバーウッド

ベントレー・マリナー・バカラル と同車にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」
  • ベントレー・マリナー・バカラル と同車にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」
  • ベントレー・マリナー・バカラル と同車にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」
  • ベントレー・マリナー・バカラル と同車にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」
  • ベントレー・マリナー・バカラル にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」
  • ベントレー・マリナー・バカラル にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」
  • ベントレー・マリナー・バカラル
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ベントレーは10月18日、2ドアオープンカー『マリナー・バカラル』(Bentley Mulliner Bacalar)にインスパイアされたプライベートジェット機を発表した。

◆マリナー・バカラルのオーナーがプライベートジェット機を共同でカスタム

ベントレー・マリナー・バカラル と同車にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」ベントレー・マリナー・バカラル と同車にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」

このプライベートジェット機は、航空機業界の実業家がマリナー・バカラルにインスパイアされ、マリナーデザインと共同で特別制作し、彼の所有する航空会社「フレックスジェット社」の航空機ラインナップに加えたものだ。

フレックスジェット社のオーナー、ケン・リッチ氏は、10年以上にわたってベントレーを愛用してきた。ベントレーとの付き合いが長く、共同で製作した車も多数あることから、彼はビスポークのパーソナライゼーションを航空機業界に応用できないかと考えるようになった。

そのため、リッチ氏は、マリナーの社内のデザインチームのメンバーとともに、「バカラル・プロジェクト」に取り組んだ。最新のベントレーの中で、最も希少な2ドアモデルのひとつで、彼自身が所有するマリナー・バカラルにインスピレーションを得て、新しい航空機を制作した。

◆シートはマリナー・バカラルにインスピレーション

ベントレー・マリナー・バカラル にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」ベントレー・マリナー・バカラル にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」

マリナー・バカラルは、マリナーがコーチビルディングへ回帰したことを象徴するモデル。特別にパーソナライズされた限定12台が、英国クルーのマリナーの職人チームによって、ていねいにハンドクラフトされた。マリナー・バカラルと同様、プライベートジェット機も細部へのこだわりと卓越したデザインを追求した。そして、彼のマリナー・バカラルのユニークな仕様を反映した特別仕様の「ガルフストリームG650」プライベートジェットが完成した。

リッチ氏が自身のマリナー・バカラルに選んだのは、ジュレップというレアなオプションカラーだ。このカラーにインスパイアされ、フレックスジェット社の「カメレオン塗装」を仕上げた。通常はレッドゴールドのカメレオン塗装だが、今回のジェット機では主要なアクセントに、シルバーグリーンのカメレオン塗装が使用された。

マリナー・バカラルのシートは、リネンとベルーガのレザーで縁取られコッパーヘッド型とバスケット織りのステッチが施されているのが特長。このシートが、ガルフストリームG650のカスタムシートにインスピレーションを与えている。

◆ジェット機のパネルに樹齢5000年の再生リバーウッド

ベントレー・マリナー・バカラル にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」ベントレー・マリナー・バカラル にインスピレーションを得た「ガルフストリーム G650」

また、マリナー・バカラルのパネルには、樹齢5000年の再生リバーウッドが使用されている。プライベートジェット機のパネルにも同種の木材が使用された。サテン仕上げのバカラルブロンズの備品がキャビンを飾り、カーペットにはユニークなダイヤモンド彫刻が施されている。

このラグジュアリーな航空機のパーソナライゼーションは、リッチ氏が所有するマリナー・バカラルに影響を受けた。レアなジュレップのボディカラーで仕上げられたこの車両には、ダークグレーサテンにポリッシュ仕上げとアークティカハイライトを施したカスタムメイドの3色22インチホイールが装着された。

ヘッドライトのセンター部分は、サテンブロンズの外装部品と同色で、ウエストレールやサテンカーボンのリアデッキの縁取りにも使用されている。ボンネットベントは、ウィングミラーと同様にサテンカーボンファイバーで仕上げられ、視覚的なアクセントになっている。フロントシート後方の「パワーハンプ」、サイドスカート、リアディフューザーにも、サテンカーボンファイバーが施された。サテンブロンズのアウターとマットブラックのインナーを持つエグゾーストフィニッシャーが、リアを引き締めている。

白と黒のキャビンは、バカラルブロンズをアクセントにしている。グロスブラックにオープンポアのリバーウッドが張られた2色のパネルが、キャビンを流れるように囲んでいる。レザーとアルカンターラは、ホワイト、ブラック、ブロンズや、ブラック、ダークティント、ブライトクロームのグロス仕上げ、またはサテン仕上げのメタル、サテンカーボンファイバーを組み合わせている。

バカラルブロンズのレザーが、トップロールのフォルム、ステアリングホイールのセンターライン、ヘッドレストの周囲にアクセントを加えている。さらに、シート後部の楕円形のパーフォレーションが施されたベルーガのパイピングが施され、ドアからセンターコンソールまでハンドクロスステッチが続いている。

《森脇稔》

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