ケータハム『セブン』、初期モデルに着想の特別仕様を欧州発表…「600」はスズキ製エンジン

1970~1980 年代に見られたフレアフロントフェンダーを採用

特別な内外装カラーが選択可能

スズキ製660ccターボエンジンは最大出力84hp

ケータハム・スーパーセブン 2000
  • ケータハム・スーパーセブン 2000
  • ケータハム・スーパーセブン 600
  • ケータハム・スーパーセブン 600 とスーパーセブン 2000
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ケータハムカーズ(Caterham Cars)は9月21日、『スーパーセブン600』と『スーパーセブン2000』 を欧州で発表した。両車は、1970年代と1980年代に人気を集めた『スーパーセブン』を現代風にアレンジして、再考したモデルだ。

ケータハムは2023年、ブランド誕生 50 周年を迎える。それを前に、ケータハムカーズは、1970 年代に導入され、1980 年代を通じて支持されたケータハムの初期のスーパーセブンからインスピレーションを得た2台の特別モデルを発表した。スタイルとパフォーマンスを融合させながら、21 世紀に向けて再考されたクラシックな英国製の軽量2シータースポーツカーを目指している。

◆1970~1980 年代に見られたフレアフロントフェンダーを採用

ケータハム・スーパーセブン 600ケータハム・スーパーセブン 600

スーパーセブン600とスーパーセブン2000には、「スーパーセブン1600」、「スプリント」、「スーパー・スプリント」など1970~1980 年代にかけて、ケータハムの多くのモデルに見られたフレアフロントフェンダーを採用した。スーパーセブン600には14インチのシルバージュノホイールが、スーパーセブン2000には14インチのクラシックホイールが装備されている。

どちらのモデルにも、Avon製の「ZT7」タイヤ、クローム仕上げの燃料フィラーキャップ、磨き上げられたエグゾースト、LEDテールライトが装備されている。

ボディカラーは、Gravity Black、Exocet Red、Vintage Green、Firecracker Yellowなど、さまざまな色から選択できる。

◆特別な内外装カラーが選択可能

ケータハム・スーパーセブン 2000ケータハム・スーパーセブン 2000

また、バーボン、アッシュダウングリーン、ウィンザー ブルー、フォーンと、これまでのセブンには未設定の4 種類の特別な塗装仕上げも用意している。さらに、オプションとして、ゴールド、ボディ同色、ダイヤモンドカットリップ付きのカスタムカラーのセンターキャップが選択できる。これにより、アルミホイールのカスタマイズ性を引き上げている。

インテリアでは、さまざまなカラーオプションから選択して、セブンに個性的な雰囲気を演出ことができる。ユーザーは、カーペット、ダッシュボード、レザーシート、ギアボックス、ハンドブレーキレバーの色を選べる。ブラックレザーの「Moto-Lita」ステアリングホイールやカーペット敷きのリアパネルも用意した。

インテリアの色には、ディープレッド、クリーム、バーチホワイト、バーガンディ、ジンジャー、アドミラビリティブルー、ビスケットベージュなどが設定されている。

◆スズキ製660ccターボエンジンは最大出力84hp

スーパーセブン600には、スズキ製の排気量660ccのガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力84hpを引き出し、 0~96km/h加速6.9秒、最高速169km/hの性能を発揮する。

スーパーセブン2000には、フォードモーター製の2.0リットル直列4気筒ガソリン「デュラテック」エンジンを搭載する。最大出力は180hp。0~96km/h加速を4.8秒で駆け抜け、最高速は209km/hに到達する。

スーパー セブン2000では、リアのスタビライザーと調整可能なシャシー、クワッドピストンキャリパー付きフロントベンチレーテッドディスクを備えたスポーツサスペンションパッケージを追加できる。これにより、パフォーマンスをさらに向上させることができるという。

なお、どちらのモデルも最初は英国で販売され、スーパーセブン2000は米国市場でも販売される、としている。



《森脇稔》

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