フィアット デュカト、キャンピングカービルダー5社と正規販売代理店契約を締結

フィアット デュカト
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  • フィアット・デュカト(ジャパンキャンピングカーショー2022)
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ステランティスジャパンは9月15日、日本導入を予定している「フィアットプロフェッショナル」ブランドの商用車『デュカト』について、キャンピングカービルダー5社と正規販売代理店契約を締結したと発表した。

デュカトは、活況を呈するキャンピングカー市場からの期待に応えるモデルであると同時に、欧州同様、物流や輸送といった多様な商用車セグメントへの参入も予定している。

今回、正規販売代理店契約を締結したのはホワイトハウス(名古屋市名東区)、RVランド(茨城県常総市)、岡モータース(香川県高松市)、トイファクトリー(岐阜県可児市)、ナッツ(福岡県遠賀郡遠賀町)の5社。今後、ショールームやサービスワークショップをフィアットプロフェッショナルのCI基準に則って整備するほか、順次供給を受ける初期配車デュカトの架装を進め、2023年2月に幕張メッセで開催される「ジャパン キャンピングカーショー」で多彩な架装車両をお披露目する予定だ。

2022年モデルのデュカトとして日本に導入されるのは、標準モデル「L2H2」(全長5413mm×全幅2050mm×全高2524mm、ホイールベース3450mm、キャビンスペース全長3120mm)、ロングホイールベースモデル「L3H2」(全長5998mm×全幅2050mm×全高2524mm、ホイールベース4035mm、キャビンスペース全長3705mm)、ロングホイールベースのハイルーフ仕様となる「L3H3」(全長5998mm×全幅2050mm×全高2764mm、ホイールベース4035mm、キャビンスペース全長3705mm)の3バリエーション。いずれもレジャー用レイアウト、商用利用のための効率的ウォークスルーレイアウトに対応する。

フロントフェイスでは、「FIAT」のエンブレムが配置された大型グリル、新しいスキッドプレートなどを装着。フルLEDヘッドライトは3セクションに分割されており、下部のヘッドライトはLEDライトガイドとして機能することで、デュカトならではのライトシグネチャーを表現している。その上部にあるウインカーもダイナミックターンインジケーターに一新されている。ボディカラーは標準ソリッドカラー1色に加え、2色の特注ソリッドカラー、3色のメタリックカラーから選択できる。

インテリアでは、ダッシュボードやステアリングホイール、シフトレバー、ドアパネルなどのデザインを刷新。電動パーキングブレーキを採用することで、すっきりとしたキャビンを実現している。また、キーレスエントリー&ゴー機能を採用し、キャビンおよび荷室ドアのロック/ロック解除やエンジン始動はキーなしで行うことができる。

運転席および助手席には、キャプテンシートを採用。一体型ヘッドレスト、幅が広くなったバックレスト、より優れたサポート、ダブルアームレストなどにより、快適性を高めている。また、ウォークスルー仕様では180度回転可能で車両後方へのアクセスも容易。完全に後方を向いた状態からは前後にスライドでき、キャンピングカーとしての使用時には、テーブルとの距離を調整できる。

革巻ステアリングホイールを備えたデュカトのインストルメントはフルデジタル。先進のインフォテインメントシステム「Uコネクト」を採用し、カーナビゲーションをはじめ、各種情報の表示やエアコンなどの設定を10.1インチタッチスクリーンで行うことができる。Apple CarPlay/Android Autoなどにも対応。さらにスマートフォンのワイヤレス充電可能な充電コンパートメント、2つのUSB-Aポート、USB-Cに加え、電源コンセントも設置している。

パワートレインは最高出力180hp/最大トルク450Nmを発生するマルチジェット3ディーゼルエンジンと9速ATの組み合わせ。優れた効率と高い耐久性・信頼性を実現している。日本におけるCVセグメントにはない「オールフォワード」アーキテクチャーにより、使い勝手が良く、ドライバーに優しい車両となっている。

先進安全機能は乗用車セグメントに準じるパッシブ・アクティブセーフティ機能を搭載する。スピードリミッター、フォワードコリジョンウォーニングおよび歩行者検知付き衝突被害軽減ブレーキ、クルーズコントロール、レーンデパーチャーウォーニングなどを搭載。これに加え、デジタルルームミラーも装備する。


《纐纈敏也@DAYS》

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