ホンダ、韓国LGと米国にEV向け電池工場を新設へ[新聞ウォッチ]

ホンダとLGESが米合弁で合意
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  • スズキ・スペーシアベース
  • TOKYO A-ARENA(仮称)

発表記事とはいえ、ホンダのニュースが1面トップを飾るのは久しぶりのことではないだろうか。

米国では最大市場のカリフォルニア州で、2035年にハイブリッド車を含むガソリン車の新車販売が禁止されることが決まった中で、ホンダが、韓国の電池大手LGエナジーソリューションと共同で、米国に電気自動車(EV)向け電池工場を新設すると発表。きょうの日経が1面トップで報じたほか、各紙も経済面などで大きく取り上げている。

それによると、投資額は44億ドル(約6100億円)。ホンダがEV用電池工場を建設するのは初めてという。両社は、年内に米国で合弁会社を設立。出資比率は、LGエナジーが51%、ホンダが49%になる予定で、電池工場の予定地は検討中だが、2023年に着工し、25年に量産を始める計画だという。また、年間の生産能力は最大約40ギガ・ワット時で、一般的なEVに換算すると70万~80万台分に相当。全量をホンダの北米工場向けに供給するそうだ。

先週末の米株式市場が大幅安となった流れを受けて、下げ幅が一時850円を超えるなど、8月29日の東京株式市場も大幅に反落。それでもホンダの株価は終値でも前営業日比15円高と堅調な展開を続けている。単独ではないもののホンダの米国での電池工場新設の発表は「米国で日本車勢がEV電池の生産に直接投資する初の具体的事例になる」(日経)とみられており、投資家にも好感されたようだ。

2022年8月30日付

●ホンダ、米に電池工場、LGとEV向け6100億円投資(読売・9面)

●スズキ、スペーシア初の商用車発売(読売・9面)

●円急落一時139円、日米金利差拡大見越し(毎日・2面)

●トヨタがアリーナ発表、東京。お台場25年秋オープン(毎日・6面)

●NASA、打ち上げ延期、エンジンに不具合「アルテミス計画」(日経・3面)

●小糸製作所が株式分割、1株を2株に、投資家層拡大狙う(日経・17面)

《福田俊之》

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