大阪・関西万博まで1000日…「空飛ぶクルマ」もデモフライト[新聞ウォッチ]

大阪万博マスコット「ミャクミャク」
  • 大阪万博マスコット「ミャクミャク」

東京都内では新型コロナウイルスの新たな感染者が7日連続で1万人を超えるなど、感染の急拡大が続く中で迎えた3連休。

規制だらけだったこれまでの夏とは違い、3年ぶりに行動制限のない「海の日」を含む3連休となり、海水浴やイベントなどに出掛ける人で、各地の行楽地は大混雑したようだ。

きょうの各紙にも「第7波、行楽地にぎわい、行動制限ない3連休、対応様々」(産経)などと報じているが、こうしたなか、2025年大阪・関西万博の開幕まで1000日となり、万博の運営組織「日本国際博覧会協会」(万博協会)が主催する記念イベント「1000 Days to Go!」も東京と大阪で開かれた。

東京会場となった東京スカイツリーには、岸田首相や万博協会の十倉雅和会長(経団連会長)らが出席。首相らが「点灯」のスイッチを押すと、スカイツリーが万博のイメージカラーの赤、青、白の3色にライトアップされ、「1000 Days」などの文字が「天望デッキ」に浮かび上がったという。

また、 大阪会場のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では、大阪府の吉村知事らが「1000」と表示されたカウントダウンクロックを除幕。さらに、万博での実用化に注目が集まっている人を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」のデモフライトも、兵庫県尼崎市の臨海地域で披露されたそうだ。きょうの東京が社会面で写真とともに取り上げているが、機体は長さ約5.6m、高さ約1.7mで2人乗り。離着陸地点で高さ約30メートルまで上昇した後、飛行エリア内を約840mにわたり無人飛行したという。

機体を保有し、全国各地で空飛ぶクルマの試験飛行を実施している「一般社団法人MASC」の坂ノ上博史事務局長は「目指している万博での有人飛行の実現に向けて、大きな一歩を進められた」と達成感をにじませたとのコメントも伝えている。

大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマ。大阪湾の人工島の「夢洲」で、2025年4月13日から半年間、開催される予定で、公式キャラクターの愛称も約3万3000件の応募から選ばれた「ミャクミャク」と決定。歴史や伝統、文化、世界とのつながりを「脈々」と未来に引き継ぐとの意味を込めたという。

2022年7月19日付

●倒産上半期微増3060件、コロナ・原材料高響く(読売・7面)

●パナ大阪万博パビリオン、外観・内部デザイン発表、「子供に冒険の場」(読売・7面)

●3年ぶり夏の熱戦、都市対抗開幕(毎日・1面)

●英ヒースロー空港で旅客制限(毎日・7面)

●愛称は「ミャクミャク」大阪万博まで1000日(毎日・22面)

●通信各社一般向けサービス拡充、5G時代へARなど活用(産経・5面)

●第7波、行楽地にぎわい、行動制限ない3連休、対応様々(産経・20面)

●空飛ぶクルマ スイスイ、万博1000日前、兵庫で無人飛行(東京・ 22面)

●国際航空ショー、CO2削減競う、3年ぶり開催、機体需要は回復見通し(日経・9面)

●自動運転7割省エネ、ソニー、EV向けセンサー、航続距離長く(日経・9面)

●広州汽車と合弁解消、ステランティス、ジープ輸入販売へ(日経・9面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集