シャープは6月6日、NEDOの「移動体用太陽電池の研究開発プロジェクト」で、実用サイズの軽量、フレキシブルな太陽電池モジュールで世界最高の変換効率32.65%を達成したと発表した。
試作した化合物3接合型太陽電池モジュールは、軽量、フレキシブルな特長を兼ね備えており、高効率化と軽量化が求められる電気自動車(EV)など、さまざまな移動体への搭載を見込んでいる。
モジュールの変換効率は、同社が2016年にNEDOのプロジェクトで達成した世界記録31.17%を更新した。
今後、太陽電池モジュールの高効率化、低コスト化に関する研究開発を進めて、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、移動体分野における温室効果ガス排出量削減に貢献していく。